宇宙農業通信 第23号 (改訂 2006年12月22日)
宇宙農業サロン会合(2006.12.7)
藻類の宇宙農業利用 北宅善昭
国際宇宙大学の紹介 尾上典之
Space Architecture Oscar Arenales
力学刺激と骨形成 田中茂雄
火星模擬レゴリスの早期土壌化とモデル植物 太田誠一・富田-横谷 香織
宇宙農園収穫状況
発表、カイコ、アカウキクサ、アイスプラント、ヤーコン、ドジョウ、宇宙般若湯、キノコ
海外の状況 そのほか
藻類の宇宙農業利用 北宅善昭
- Project Boreas, JBISでは下のように微細藻類が高く評価されている。
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- 北宅先生の発表内容の多くは次の論文に示されている。
- Kitaya Y, Azuma H, Kiyota M.; Effects of temperature, CO2/O2 concentrations and light intensity on cellular multiplication of microalgae, Euglena gracilis. Adv Space Res. 2005;35(9):1584-8.
- 光合成原生動物、微細藻類であるミドリムシの栄養価は高い。最適条件では15時間で2倍に増殖する。
Space Architecture Oscar Arenales
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- Introduction of architecture under polar area on Earth, for marine habitation, and space, such as below.
力学刺激と骨 田中茂雄
- 骨組織内の流動(剪断流れ刺激)が造骨細胞の活動を増進する。関節部に力学的な変形を加えたり、筋の電気刺激により骨を維持することができる。
- Hiroki Yokota and Shigeo M. Tanaka; Osteogenic potentials with joint-loading modality, Journal of Bone and Mineral (2005) 23:302 ミ308
火星模擬レゴリスの早期土壌化とモデル植物 太田誠一・富田-横谷 香織

NASAが配布してきた火星レゴリス模擬物(ハワイ島のある場所から採取)を大西充さんから譲り受ける。右がその写真(スケールは1mm刻み) これまで宇宙農業サロンで使用してきた模擬レゴリスより粒度は粗い。
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- ピートモスや鞘殻を模擬レゴリスに混ぜてミヤコグサを栽培する実験の進行していることが紹介された。
宇宙農園収穫状況
宇宙農業関連の発表
Ann. New York Acad. Sci., 1077 (2006)
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J. Space Tech. Sci., 21-2 (2005)
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- カイコ:さむくなってセリシン(マユからの抽出タンパク)の評判あがる
アカウキクサ:栄養成分分析を予定、調理方法を開発、女性の髪の毛、肌が美しくなる?とのこと
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アカウキクサの切片の顕微鏡写真:右側の数珠状はアカウキクサに共生するラン藻
- アオサ:Na, K 分析・解析中、培養液の総塩濃度、 Na/K比にかかわらず藻体中の Na, K濃度はほぼ一定、食品成分表のアオサの Na, K含有値とはことなる。
アイスプラント:佐賀大にて総塩100mMにて, Na, K比をかえて栽培実験進行中
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アイスプラントの花
- ヤーコン:イモを収穫、サロン会合で参加者にくばられた。そのままスライスして水にさらしてからサラダでたべるとよい。キンピラ、天ぷらなどもおいしい。
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ヤーコンの花
- コメ・ダイズ・サツマイモ・コマツナ・カイコ・ドジョウに 火星メニューを改訂
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- 宇宙般若湯:コメ、ジャガイモ、サツマイモから醸造、Myuは ISASの固体ロケットシリーズの名称
- 下はビンに貼るラベル
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美宇は宇宙農業者第一号の娘さん。
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- 宇宙農業サロンで醸造(酒)を取り上げる理由はつぎのような考えによる。NASAは宇宙ならびに地上の宇宙施設でアルコール飲料の飲用を「作業過誤のリスクを増大させる」という理由で禁止している。ロシアは以前の宇宙農業サロンにて秋山さんから紹介されたように、公式的には酒を宇宙には持っていっていないが Fake labelをはった容器にウヲッカなどのアルコール飲料をいれて宇宙飛行士が楽しんでいる。カタストロフィックな危険をもたらさないかぎり、適量の酒を宇宙で楽しむのはよいのではないか というのを宇宙農業サロンの立場としてはどうだろうか。日本の南極越冬隊では隊員の消費予想申告量の2倍の酒を南極に官費ではこんでいる。実際に醸造してみると、大量のコメ、イモが醸造のために必要であるのも実感できる。なお使用した麹の胞子は鹿児島・内之浦の農協売店にて宇宙農業者第一号・河本さんが購入。
- キノコ:相模原キャンパスにて春に伐採されたサクラでヒラタケ、ナメコを栽培
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海外の状況 そのほか
- 中国・米国バイオスフェアなどとの協力
韓国での宇宙農業への興味:このたび韓国の研究者が宇宙農業サロンへ参加。2007年3月に日本側メンバー何人かで韓国を訪問の予定。
JAXA 次期中長期計画と宇宙農業:宇宙での生命科学の課題として アストロバイオロジー・惑星生物学、生物生態系工学の3つに整理してすすめる構想の紹介。
宇宙利用シンポジウム(第23回)にて宇宙農業関連の発表、次期中長期計画などについて討論。
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